浮世絵とは、江戸時代に流行した絵画です。浮世絵には、美しい女性を描いた「美人画」、歌舞伎役者をテーマとした「役者絵」、武将が題材の「武将浮世絵」などがあり、それぞれに魅力があります。 「瓢軍談五十四場浮世絵」では、武将浮世絵のなかから「瓢軍談五十四場」(ひさごぐんだんごじゅうよじょう)の写真・画像を一覧にしました。「歌川芳艶」(うたがわよしつや)によって描かれた「瓢軍談五十四場」は、人気戦国武将「豊臣秀吉」の出世物語を、54枚の場面で表した連作。矢作橋での「蜂須賀小六」(はちすかころく)との出会いから、小田原城を落とすまでの流れが描かれていて、有名武将が登場する色鮮やかな「瓢軍談五十四場」の世界をお楽しみいただけます。
梶塚与六矢矧の橋にて猿之助に見ゆ
第壱梶塚与六矢矧の橋にて猿之助に見ゆ
猿之助初陣に伊藤日向守を討つ
第二猿之助初陣に伊藤日向守を討つ
猿之助尾田家へ仕官を好む
第三猿之助尾田家へ仕官を好む
此下宗吉割普請破損をおさむ
第四此下宗吉割普請破損をおさむ
此下宗吉郎岩倉を焼討にす
第五此下宗吉郎岩倉を焼討にす
梅島此下試鎗の長短
第六梅島此下試鎗の長短
桶狭間合戦に稲川氏元討死
第七桶狭間合戦に稲川氏元討死
此下宗吉郎莚にて五色の旗を造り奇計を行ふ
第八此下宗吉郎莚にて五色の旗を造り奇計を行ふ
此下宗吉郎再び須股の砦を築く
第九此下宗吉郎再び須股の砦を築く
宗吉郎智弁をもつて滝中を須またの閑居にうつす
第十宗吉郎智弁をもつて滝中を須またの閑居にうつす
此下宗吉郎稲葉山の搦手を襲ふ
第十一此下宗吉郎稲葉山の搦手を襲ふ
ひゃうたんの相図に寄手水門より討入稲葉山落城
第十二ひゃうたんの相図に寄手水門より討入稲葉山落城
千葉田員家宗貞が為に水の手を断るゝ
第十三千葉田員家宗貞が為に水の手を断るゝ
員家水瓶を破て諸士をはげます
第十四員家水瓶を破て諸士をはげます
仙住坊木陰にしのび春長を討んとす
第十五仙住坊木陰にしのび春長を討んとす
佐々井京蔵行年十五歳乱軍の中に討死
第十六佐々井京蔵行年十五歳乱軍の中に討死
安藤喜右衛門敵陣へ紛こミ春長を害せんとす
第十七安藤喜右衛門敵陣へ紛こミ春長を害せんとす
延受藤助主君数家の馬印を取返す
第十八延受藤助主君数家の馬印を取返す
志奥近内今成を水中へ引入討とる
第十九志奥近内今成を水中へ引入討とる
久吉播州へ出張を春長見送り給ふ
第二十久吉播州へ出張を春長見送り給ふ
天目山に武田伊賀四郎勝家主従討死す
第二十一天目山に武田伊賀四郎勝家主従討死す
春長公蘇鉄の怪異を怒りたまふ
第二十二春長公蘇鉄の怪異を怒りたまふ
香辺川を絶て赤松を水にしたす
第二十三香辺川を絶て赤松を水にしたす
赤松水責防戦難儀におよふ
第二十四赤松水責防戦難儀におよふ
四方伝政兵衛本能寺の塀重門を打砕く
第二十五四方伝政兵衛本能寺の塀重門を打砕く
本能寺の戦にお直の局美勇をあらハす
第二十六本能寺の戦にお直の局美勇をあらハす
武智右馬之助石弩火鉄にて敵城を打崩す
第二十七武智右馬之助石弩火鉄にて敵城を打崩す
武智右馬之助浮橋を造り勢田をわたす
第二十八武智右馬之助浮橋を造り勢田をわたす
久吉京都の密使を捕ゆる
第二十九久吉京都の密使を捕ゆる
四方伝左二馬頭久吉を追ふて勇力を顕す
第三十四方伝左二馬頭久吉を追ふて勇力を顕す
佐藤正清四方伝左二馬頭を討
第三十一佐藤正清四方伝左二馬頭を討
百性太之助久吉の陣中へ瓜を献る
第三十二百性太之助久吉の陣中へ瓜を献る
久吉道秀天王山をあらそふ
第三十三久吉道秀天王山をあらそふ
旧臣等道秀の討死を諌る
第三十四旧臣等道秀の討死を諌る
中沼忠兵衛闇夜に道秀を突く
第三十五中沼忠兵衛闇夜に道秀を突く
武智十左衛門偽て死人と成り久吉に近付く
第三十六武智十左衛門偽て死人と成り久吉に近付く
右馬之助家臣早瀬判四郎討死
第三十七右馬之助家臣早瀬判四郎討死
右馬之助馬をもつて湖水を渡す
第三十八右馬之助馬をもつて湖水を渡す
折尾宇助内藤由良のすけを生どる
第三十九折尾宇助内藤由良のすけを生どる
大徳寺の焼香諸士の順列をたゞす
第四十大徳寺の焼香諸士の順列をたゞす
英雄勇名を賎ケ嶽にとゞむ
第四十一英雄勇名を賎ケ嶽にとゞむ
生笹の指物北兵を恐れしむる
第四十二生笹の指物北兵を恐れしむる
賎ケ嶽七本鎗の内佐藤富久知間高名
第四十三賎ケ嶽七本鎗の内佐藤富久知間高名
賎ケ嶽七本鎗之内吉良野賀津谷高名
第四十四賎ケ嶽七本鎗之内吉良野賀津谷高名
賎ケ嶽七本鎗之内和毛坂新内高名
第四十五賎ケ嶽七本鎗之内和毛坂新内高名